tommyです。こんにちは。
2019年の1月から3か月間シドニーの語学学校に通っていました。
実際に通ってみてどうだったのかまとめてみました。
本記事の想定読者
- 語学学校に通いたいけど効果あるの?
- 3ヵ月で効果あるの?
- 語学学校の授業は実際にどんなことするの?
そんなあなたにおすすめの記事でございます。
僕のスペック
- TOEIC800
- 4大卒
- 社会人になってからも少し勉強していた
- ネイティブが英語で何を言っているかは3割くらい何となくわかる
- スピーキングはほとんどできない
TOEICの点はまあまあ良いほうかもしれませんが、TOEICは錯覚資産なのであまりあてになりませんね。リスニングとスピーキングは全然でした。
日本人特有の偏り方かなと思っています。
語学学校で勉強したこと概要
語学学校では、それぞれの学生の英語力を下記のセクションに分けて定量的に評価がされます。
- グラマー
- リーディング
- リスニング
- スピーキング
- ライティング
- ボキャブラリー
- 発音
セクションごとにテストがあり、それぞれ点数がつけられて合計100点満点で評価されました。
授業も上記セクションをすべて網羅するような内容になっています。
授業でやったことがテストにも出るので、復習をすれば点数は間違いなく上がります。(特にグラマー・ボキャブラリー・発音)
授業の内容
僕は「①General English」「②Intensive English」「③Focus English」という3つのコースをとっていました。
①は英語全般的な授業で、②はさらに英語を速く上達させたい人向け、③はテーマ特化型という感じです。
①、②、③それぞれ分けて紹介します。
①General English
この授業がメインの授業で基本的な英語全般を学びます。
この授業のテストの結果によって、ほかの②と③のクラスレベルも決まってきます。
ちなみに、General Englishコースは下記5段階のレベルが設定されています。
- Advance
- Upper-Intermediate(ぼくはここ)
- Intermediate
- Pre-Intermediate
- Elementary
授業時間は1日に2時間×2コマで週4日です。
*月曜~木曜がこのGeneral Englishで、金曜はFocus Englishになっています。
また、午前or午後or夜の3つの時間帯に分かれていて、ぼくは午後の授業に参加していました。
授業は基本的に英語の教科書をプリントしたものをベースに進んでいきましたが、会話する量はかなり多めで、ゲームっぽいアクティビティも多くあります。(先生によりますが)
教科書の内容を各先生がどう教えるか工夫している感じでした。(先生によってスタイルがある)
もちろんですが、授業内容はテストに紐付けられているので、先生がだれであっても網羅的に勉強できます。
②Intensive English
1.5時間×1コマで週2日間あります。
General Englishよりも小さいクラスです。
やることはGeneral Englishでやったことの復習・強化・練習みたいなイメージで、こちらも網羅的に勉強できます。テストはありませんでした。
こちらも会話は多めでアクティビティ重視の授業内容でした。だいたいGeneral Englishと同じような授業内容です。
③Focus English
2時間×2コマで、金曜のみこの授業があります。
自分の好きなテーマの授業を選ぶことができ、授業はそのテーマに特化した内容になっています。
ぼくがいたときに選べたテーマは下記です。
- ビジネス(ぼくはここ)
- スピーキング・発音
- アカデミック
- オーストラリア文化
ぼくが選択したビジネスの授業では下記トピックに関する英語を勉強しました。
- 広告
- 電話対応
- プレゼン
- レジュメ
- グローバル組織
- 製品紹介
- その他いろいろ
あくまで英語の勉強なので、単語やフレーズ・イディオムといった内容だったり、このシチュエーションはこういう言い方をする、といった内容です。
General Englishよりも専門性が高かったのでボキャブラリー的に難しかったです。
また、授業中にTEDなどの動画を見るのですが、これも会話が速いのでリスニングも難しめでした。
語学学校に通って得たもの・こと
ぼくが語学学校に3か月通って得たもの・ことについて、下記ご覧ください。
①英語に慣れる
まず当たり前ですが英語に慣れます。
具体的には、
- 文章が速く読める
- 英語が聞こえる
- 落ち着いて話せる
- 英語に触れるときの抵抗感がなくなる
文章が速く読める(リーディング)
文章はかなり速く読めるようになりました。
ボキャブラリーが増えたのも要因ですが、おそらく英語の語順に慣れたのが一番大きいと思います。頭にすらすら入ってくるようになりました。
ちなみに、リーディングはほかの国からの学生もかなりできていた印象です。
英語が聞こえる(リスニング)
これは明らかに変わると思いますし、ぼくは1か月目くらいから変化がわかりました。
先生の言っていることや友達の言っていることがかなりわかるようになります。
逆に、聞いたことのないフレーズだったりなまり方だと急に聞こえなくなります。
たとえば、
- 先生の言っていることは全部わかるのに、TVだとなに言ってるか4割くらいしかわからない。
- 仲いい友達とは会話がスムーズなのに、初対面の人だとちょっと聞き取りづらい。
みたいなことが起こりました。
やはり語学学校の先生は英語学習者がわかりやすいような言葉を選び、わかりやすいフレーズを使っているので、リスニングスキルを上げていくには授業外での学習が必要かなと思います。
結局慣れでしかないと思うのでどれだけたくさん英語を聞けるかにかかってくると思いました。
落ち着いて話せる(スピーキング)
英語で話そうとすると英語に意識がとられてしまって、話す内容がついてこなくなる時がありました。
これ英語で何というのかなと考えている間に、言おうとしていたことや順番がごっちゃになる感じです。
今は、言おうとしていることが中心にあって何でもいいから英語で伝えようという感覚に変わってきたので、最初と比べると会話の量や相互理解はかなりできてきた気がします。
相互理解ができているので落ち着いて話せます。意味が分からないという状況が一番てんぱります。
ただ、意味は分かるけどお互いの英語が崩壊しているときがあるので、それを少しづつ改善していけば上達していきそうです。
英語に触れるときの抵抗感がなくなる
英語を読むときや聞くときに、「なんか大変そうだな」と思うことがあったのですが、それは激減しました。
毎日英語に触れるので慣れてきます。
授業中も授業外も英語ばっかりなので、いやでも慣れると思います。
②外国人に慣れる
特に欧米やイスラムや南米など日本から遠い国ほど、日本人とは見た目が違ってきます。
いままでそういう外国人とコミュニケーションをあまりとったことがなかったので、最初は耐性がないです。何考えているんだろうこの人は、から始まります。
しかし、毎日学校も一緒で飲みに行ったりもしているとお互いがお互いのことを理解していくので、だんだん慣れてきます。
英語が話せるようになるのと同時に、外国人とのコミュニケーションにも慣れてきます。
当たり前ですが同じ人間なので、大きく違うのは言葉くらいです。
個人的にこれは結構重要だと感じていて、文化的な理解ってやつですかね。
英語以外でもたくさん学ぶことはありました。
3ヵ月で思ったこと・感じたことの推移
1か月目
最初の授業は結構緊張しました。
先生はどんな人で、クラスメートはどんな人で、授業はどんな感じで、など全部わからないので不安な感じはあると思います。
しかも、授業はもちろん全部英語なので最初の1週間くらいは何言っているのか理解するのが大変でした。先生の言っていること、友達の言っていること、何となくしかわかりません。会話が速いですし慣れてないですからね。
ただ、2週間目くらいからだんだん慣れてきました。
こちらもあわせてご覧ください。
2か月目
授業にはかなり慣れてきました。
クラスメートも少しずついれ変わっていきます。
友達と飲みに行ったりビーチに行ったりもして、英語で日常会話するのもだんだん抵抗がなくなってきました。
2か月目に初めてテストがあり、リスニングとリーディングがいまいちでした。総合点数的には良かったですが、Upper-Intermediateクラスにとどまります。
2か月目は仕事も初めて少しですが英語を使う機会も増えてきました。
3か月目
2か月目と大きな変化は感じていませんが、引き続き授業を受けています。
そして、仕事を本格的に探そうとしていると、英語力は上がっているもののまだまだ足りないことを実感します。
語学学校だと仲の良い友達や先生などと一緒なので居心地がよいのですが、実際の社会で英語がある程度使えるようになる必要性をすごく感じます。
やってよかったこと(授業外)
授業以外で英語力を上げるためにやってよかったことは下記の3つです。
- 外国人の友達と遊ぶ
- TVを見る
外国人の友達と遊ぶ
授業中だとふざけた内容や授業に関係ない内容は基本的に話せません。
しかし、ふざけた話のほうが会話はたぶん盛り上がりますし、会話の量も多いと思います。あとは単純に楽しいです。
しかも、自然な日常会話なのでより実社会の会話に近くて練習になります。
授業中の会話ももちろん大事ですが、授業外の会話も同じくらい大事かなと思いますし、僕の英語力アップに貢献したなと思います。
TVを見る
これもかなりおすすめなのですが、字幕ありで現地のバラエティなどを見ていると、「このフレーズは使えるな」とか「こういう時はこうやって言えばいいのか」とか、自分の知らない新しいフレーズを蓄積することができます。
バラエティ以外にもいろんな種類の番組があるのでそれぞれ違って面白いです。
そして、次の学校の授業で覚えたフレーズを使ってみたり、友達との会話で使ってみたりして練習もできます。
学校以外でのインプットとしてはかなり効果あったなと思いますし、学校の先生もおすすめしていました。
フィリピン英語との違い
ぼくは学生の時に1か月間フィリピンに短期留学したことがあるのですが、フィリピン留学とオーストラリア留学の違いを考えてみました。
- 個人と集団の違い
- 先生の違い
- 学生の違い
- 環境、文化の違い
個人と集団の違い
フィリピン留学はマンツーマンが多いかなと思います。グループでも5人くらいでした。
オーストラリアでは基本集団授業でした。(10人~15人くらい)
マンツーマンはよりベーシックなので初心者にとっては良いと思います。
逆にある程度基礎ができたら集団のほうが良いと思います。理由は、先生以外にもいろんなクラスメートの発言を聞いて自分もその中で発言してという授業の流れの中で、頭の中でより英語を再生させることができるからです。
また、いろんな人と会話ができるので、いろんななまり方に慣れることができますし、いろんな考え方にも触れることができます。
先生の違い
個人的な感覚ですが、オーストラリアの先生はかなりプロフェッショナルでした。英語の教え方がうまいです。
フィリピンの先生も英語はしっかり話せるのですが、全体的に教え方はオーストラリアが上だと思います。
また、オーストラリアの先生はより異文化理解の能力も高い気がします。特にシドニーはかなり国際的な都市なので、外国人に対する理解もありますし扱い方もよく知っていると感じました。
学生の違い
良い悪いの話ではなく、オーストラリアのほうが学生の英語レベルは高めです。
なので、授業中のトピックも相応のものが選ばれていますし、学生同士の意思疎通もスムーズです。
また、フィリピンはアジア圏(韓国、日本、台湾など)が大多数だと思いますが、オーストラリアにはいろんな国籍の方がいますし、クラスメートも国籍は様々です。
授業でも文化や環境の違いについて話すことは多くあるので面白いです。
環境、文化の違い
もちろんですがフィリピンとオーストラリアは文化的に違いがあります。
発音の仕方や言葉の選び方など、同じ英語でも違いがあって面白いです。
さらに、オーストラリアの中でもドイツから来た人とギリシャから来た人では言葉の選び方や言い回しが違ったりします。
(オーストラリアは昔は移民大歓迎だったのでいろんなバックグラウンドの方がいる。)
最後に
ネイティブと仕事するにはかなり訓練が必要とも思いますが、3ヵ月間語学学校に通ってみて英語力はかなり上がったと思います。コスパは良い。
ぼくはこの語学留学はおすすめできます。
また、3ヵ月通った学校を去るのはかなり寂しいです。先生は本当に良かったですし、クラスメートともまた会いたいですね。こういう気持ちになれたのは良かったです。
最後ですが、これから語学学校へ行く人へ。
行って後悔はないと思いますのでぜひ頑張って下さい。チャレンジ応援しています。
とにかく毎日こつこつやってちょっとずつ成長するしかないです。
少しでもこの記事が役に立てば良いなと思います。
ではでは。
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