tommy(@tommy21892986)です。こんにちは。
”20歳の自分に受けさせたい文章講義”を読みました。
だいたいの内容
- ガイダンス:そもそも文章とはなんなのか?
- 第1講 リズム:読みやすい文章に不可欠なリズムとは?
- 第2講 構成:文章はどう構成すればいいのか?
- 第3講 読者:読者を引き付ける条件とは?
- 第4講 編集:編集するとはどういうことか?
だれにおすすめ?
- 文章を書くのは苦手な人
- 書くスキルを上げたい人
- 思考力を上げたい人
この本を20代のうちに読んでよかったと思いました。10代だったらもっと良いと思います。
読むとなにが身につく?
- どうすれば文章が書けるのか?
- わかりやすい文章とは何なのか?
- 良い文章とは何なのか?
学んだことは主に以下の3点です。
良い文章は読者に読まれ読者の行動を変化させる
「10倍売る人の文章術」でも学んだことだけど、良い文章は読者に読まれるし読者の行動まで変化させる力がある。
どんなに内容が難しくても、伝えたいことはしっかりと読者に伝わり、心を動かし、行動を変化させる。それほど良い文章には影響力があるということ。
つまり、文章をうまく書けるということはかなり強い武器になりうるし、若いうちに投資して訓練する価値がある。
論理展開、視覚的・聴覚的なリズム、読者を引き付ける導入、適切な文章量、超具体的な読者のイメージ、正確な細部描写。良い文章はこれらのポイントを考慮して書かれている。
書くスキルはこれから絶対に役に立つ。

頭の中の「ぐるぐる」を翻訳する
まだ言語化されていない頭の中の漠然とした”感じ(ぐるぐる)”を言語化することで初めて読者に伝わる文章を書くことができる。
つまり、文章にするまでは、自分でも自分の考えていることをはっきり捉えられていないということ。この思考を整理する作業が相手にわかりやすく伝えるために非常に重要。
ぐるぐるを翻訳することを意識することで、書くスキルは確実に上がると思った。
逆に、書くことが苦手な人はこの意識が欠けている。
たとえば、テレビで見たニュースでもいいし、読んだ本でもいいし、観た映画でもいいけど、ただ聞いて終わるときと、(翻訳して)誰かに話した時とでは理解度が全然違う。誰かに話すときはいったん自分の中で内容を理解して再構築しないといけない。
しかも、翻訳する過程で、聞くだけではわからなかった何か別の発見があるかもしれないし、自分がどのような内容に着目しているか客観的に再認識することもできる。
書くことで考えることができる。
読者は他人事に興味はない
文章を読ませるには読者に自分に関係があると思ってもらうことが重要な要素になっている。読者に関連付ける必要がある。読者に一緒に考えてもらう必要がある。
たとえば、読者に仮説を問いかけ一緒に検証を進め結論に進んで行ったり、結論を急がず細かく試行錯誤の過程を共有したりすることで、読者に文章を読んでもらい、読者を説得するのではなく読者に納得してもらう。
自分で納得したことでないとなかなか本気の行動に移すのは難しい。やらされ感が出る。
読者の行動にまで影響力を持つためには、読者に当事者意識を持ってもらう必要がある。
最後に
メールやSNSがなかった少し前に比べて、今はより書くスキルが求められる時代だと思うし、これからももっと書くスキルは求められると思う。
非常に重要な書くスキルを学ぶにはこの本はすごくおすすめ。
ちなみに、著者の古賀史健さんはこの本のほかにも「嫌われる勇気」や「幸せになる勇気」など書いています。

ではでは。