”沈黙のWebライティング”を読みました。
だいたいの内容
- SEOを意識したコンテンツを作るカギ
- 「USP」を最大に生かすコンテンツ
- わかりやすい文章を書くためのポイント
- 論理的思考をSEOに結びつける
- オウンドメディアに必要なSEO思考
- SEOに強いライターの育成法
- バズにつながるコンテンツ作成のコツ
だれにおすすめ?
- たくさんの人に読んでもらえる記事を書きたい
- 楽しくライティングを学びたい
- SEOに強いコンテンツを作りたい
- ブログ初心者
読むとなにが身につく?
- SEOに強い読まれる記事とは
- 体系的なWebライティングの知識
- 感情を動かすライティングについて
学んだことは主に以下の3点です。
この文章は自分に関係があると思わせる
人間は自分に関係がありそうな文章を読んでしまう。
自分に関係がありそうな部分=共感する部分が多いほど読まれやすくなる。
共感する部分を多く入れることで読まれる文章にすることができる。
その時に”感情表現”が効果的になってくる。
感情表現を読むことで、「この気持ちわかる」とか「自分と同じ悩みだ」など感じさせることができる。これが共感ポイント。
また、だれがその感情表現を発しているのかも重要になってくる(話者の宣言)。
感情表現の話者を読み手に想像させながら読んでもらうことでより共感度が高まる。
”20歳の自分に受けさせたい文章講義”でも学んだことですね。

SEOに強いコンテンツ
検索ユーザーに評価され、検索エンジンにも評価されるコンテンツは以下のような条件を見たしている。
- 検索ユーザーの検索意図に合っている
- 検索意図を満足させるような専門的な知識を、どこよりもわかりやすく解説している
- 検索ユーザーが求める情報を網羅的に扱っており、ほかのページへ移動する必要がない
- コンテンツで扱っている情報が信頼できる
- コンテンツの作り手に関する情報が公開されており、その作り手が信頼できる
①について、下記のことを考えます。
- そのコンテンツを届けたいターゲットはだれか?
- そのターゲットとなるユーザーは、何のキーワードで、どんな意図をもって検索するか?
- そして、その意図で検索するユーザーは、どんなコンテンツを求めているか?
- そのコンテンツと、自分たちが作ろうとしているコンテンツにずれはないか?
②・③について、専門用語をターゲットの理解度に応じてかみ砕いて、ターゲットが求めている情報をどこよりも迅速かつ的確にわかりやすく解説するようにします。
④について、コンテンツ内の情報の情報元は信頼できるかということで、例えば、内閣府の報告資料なのかテレビ番組の情報なのか友達との話なのかといった感じですね。
⑤について、だれがそのコンテンツを作ったかということで、安倍総理か作ったのかホリエモンが作ったのか私が作ったのかで信頼度が変わってきますね。
シェアされるコンテンツとは
以下の3つが紹介されています。
- 巻き込み戦略
- 客観性
- コミュニケーションのきっかけとなる演出
①巻き込み戦略
誰かの意見などを記事に取り上げることで、取り上げられた方はその記事をシェアしてくれるという初期露出の方法。鉄板らしい。
②客観性
多くの方の視点をコンテンツに入れることによって客観性を担保して信頼度を高めている。はじめて自分の記事を読む方に対しては、”個”ではなく”数”で信頼度を高めることができる。
③コミュニケーションにつながる演出
お堅い文章ではなく少し突っ込みどころ=スキを用意してあげることでシェアされやすくなる。(ちょっと面白いたとえ話など)
また、結論のない文章の最後に「あなたはどう思いますか?」というようにすることで、読み手が発言しやすいようにしている。(メタ的な視点誘導)
さらに、自分を小さく見せる演出をいれることで読み手に上から目線になってもらい、つっこみやすくしている。
ちなみに3番目は”沈黙のWebマーケティング”で学んだことですね。

最後に
それにしてもこの本の著者の松尾茂起さんてほんとすごいですね。こんな引き付けるコンテンツ初めて読みました。
この本って600ページ以上あるんですけどめっちゃ読みやすくて面白いので2時間くらいで読める人もいると思います。
めっちゃおすすめです。
*Web版はこちらです。

https://www.cpi.ad.jp/bourne-writing/
ではでは。
